日本商工会議所は、「地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト」で開発した新商品の販路開拓・拡大などを後押しするため、各種イベントなどを精力的に実施。9月は「ツーリズムEXPOジャパン2015」への共同出展、工芸品の展示即売会「技のヒット甲子園@2k540」を開催し、会場は多くの来場者でにぎわいを見せた。
9月24~27日、東京ビッグサイトで開催された「ツーリズムEXPOジャパン2015」では、地域資源を活用した観光商品を紹介する共同出展ブース「feel NIPPON~ここにしかない、ニッポンの旅がある~」を出展。また、9月25~29日には、東京・御徒町の「ものづくり」をテーマにした商業スペース「2k540 AKI―OKA ARTIZAN」で、地域独自の素材や伝統技術から生まれた工芸品を集めた展示即売会「技のヒット甲子園@2k540」を開催した。
ツーリズムEXPOの共同出展ブースには、小樽(北海道)、青森、弘前(以上青森県)、酒田、新庄(以上山形県)、久慈(岩手県)、糸魚川、加茂(以上新潟県)、輪島(石川県)、岡谷、下諏訪、塩尻、佐久(以上長野県)、大阪、北九州、柳川(以上福岡県)、八代(熊本県)、竹田(大分県)の18商工会議所が参加。各商工会議所が開発した観光商品や特産品の展示をはじめ、庄内刺し子やヒスイ探し、海女さん衣装などの体験コーナーを設置するとともに、各ブースでの試飲・試食を行い、アンケート調査などを行った。
また、期間中は、旅行会社などのバイヤーと約150回の個別商談会も実施。その場で採用となった商品も出るなど、各商工会議所の担当者がバイヤーに商品の魅力を熱心に説明した。日商では、商談結果をフォローアップし、継続交渉となった案件を中心に多くの商品が採用されるよう支援する。
技のヒット甲子園は日経BP社のトレンド情報誌「日経トレンディ」とのコラボレーション事業。弘前、燕(新潟県)、下諏訪、桐生(群馬県)、川越(埼玉県)、多治見(岐阜県)、桑名(三重県)、大和高田(奈良県)、府中(広島県)の9商工会議所から150を超える工芸品が展示販売された。期間中、約1500人が訪れ、来場者からは出品企業の伝統技術に驚きの声が聞かれた。
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