当社は昭和50年にアダチ美容室として開業し、翌年に理容室を始めました。平成14年には理美容業を行う「有限会社安達」となり、店名を「理容・美容 ADACHI」と命名。このとき法人格になるように勧めてくれたのが、江別商工会議所でした。
店は商店街の中にあり、昭和40年に商店街ができてからは、商店街として空き店舗対策や活性化の相談など、商工会議所には日頃からお世話になっていました。特に、ITを取り入れる際には職員さんが来てくれて、よくサポートをしてくれました。中でも、全く分からなかった表計算についてきめ細かく教えていただいて、本当に助かりましたね。私のところでは、パートさんの時給計算も指導してもらえて、スムーズに行えるようになりました。
商工会議所は、相談すると速やかに対応してくれますし、私は何かにつけて活用しています(笑)。専門家のアドバイスももらえますし、トレンド情報を、ポイントを押さえて教えてもらえます。私たちのアンテナを広げてくれたのも、商工会議所のおかげです。商工会議所は、どの会社にどのような人材がいるのかといった情報を豊富に持っているので、少子高齢で人手不足が課題となる中、これからはより一層、地域の人材育成に力を注いでいただきたいというのが私からのお願いです。商工会議所の大きな強みは人脈の広さにあると感じています。今後も、いろいろな部分で橋渡し役となっていただきたいです。
一方で、会員の中には商工会議所をうまく活用できていない会社もあるので、そういう方々のために、われわれがPRしていかなければならないと考えています。会員はもちろん、会員以外の方々にも広く理解を深めてもらえるよう、商工会議所と一緒になってアピールをしていきたいですね。
いつも親切に対応してくれる商工会議所は、私にとって親と子のような、信じ合える存在です。今後も、あらゆる活動で手を取り合えたらと思います。
担当者からひと言
ご相談は最寄りの商工会議所までお気軽にどうぞ!
以前、安達社長に経営方針を伺ったとき、「価格競争に走ってはいけない、適正価格を維持すべきである。ただし、利益をすべて自分のものにするのではなく、お客さまや地域に還元することが大事だ」とおっしゃっていました。近江商人の経営理念に「三方よし」という考え方がありますが、安達社長が取り組まれている高齢者介護施設への出張サービスや、今後の人口減少を見据えてのコンパクトな商店街づくりなど、まさにその精神につながる事業活動には感銘を受けます。
当所では議員のほか、小規模企業振興委員として、14年にわたり会議所活動を支えていただいております。今後も引き続き、地域のためにご協力をお願いしたいと思っています。