日本商工会議所の三村明夫会頭は1日、定例の記者会見で、トランプ米大統領がTPPやパリ協定への復帰について言及したことについて、「非常に驚きだ。TPPについて、このような発言をしたこと自体をどのように考えるかは難しいが、悪いことではなく、歓迎すべきことだと思う」と述べた。一方、交渉が進んでいるTPP11との関係については、「まず、TPP11で一つの形を固め、その後、米国が入ってくるのであれば歓迎するが、われわれ11カ国の条件は変えないというスタンスがよいのではないか。トランプ大統領の発言自体は大歓迎だが、われわれとしては、その真意がどこにあるのか見極めながら、行動すべき」との考えを示した。
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