魅力発掘プロジェクトの試み
宇和島商工会議所女性会は宇和島市の女性団体「まちづくりBeppin塾」と共同で、「#うわじま気分あげタイ」と題したSNS投稿プロジェクトを実施した。
きっかけは、コロナ禍でイベント中止が続き、多くの事業者に経済的なダメージが出る中、美容室・貸衣装店を経営する同女性会会員が両団体へ相談したことだった。6月末の発案を受けて、7月上旬には同女性会役員がまちづくりBeppin塾の定例会に参加。意見交換会を経て、8月の実施へとスピーディーな展開を見せた。
募集期間は8月1~31日の一カ月間。浴衣を着る機会もおしゃれをする場面もなくなった市民に向け、「浴衣を着ている写真」「30%OFFキャンペーンを利用した飲食店での食事風景」「かわいいマスクの写真」「特技披露動画」などのテーマで、自ら気分を上げようという気持ちが伝わるような画像や動画に「#うわじま気分あげタイ」のハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿するよう呼び掛けた。応募総数は136件。9月中旬の審査で選ばれた当選者には、同女性会とまちづくりBeppin塾からプレゼントが贈呈された。
同女性会担当者は、こうした地域の魅力を掘り起こし、発信する事業によって「市民の皆さんに元気になってもらいたい」と語り、来年度以降も継続していく考えだ。
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