あのピコ太郎が「SDGs版PPAP」を披露して話題に
「PPAP」(ペンパイナッポーアッポーペン)でブレークしたピコ太郎さん。You Tubeの動画再生回数は1億回を突破して世界1位となった。そのピコ太郎さんが「SDGs版PPAP」を国連本部で披露した。外務省の取り組みに協力してのものだ。SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で「持続可能な開発目標」。人類と地球環境のために2015年の国連サミットで採択された。これには17の目標があり、消費者にも事業者にも最も関わりのあるのが「持続可能な生産と消費」(目標12)だ。
消費者に関する最近のアンケート調査(※1)によると、人類と地球環境の「持続可能性」に配慮した商品やサービスの提供は、事業者の責任と考える消費者が増えている。事業者は、自らが取り扱う製品の資源調達から製造、輸送、使用、廃棄までの一生について、その過程をしっかり把握し、説明責任を果たすことが求められている。 しかし、この「持続可能性」が、なかなかピンとこない向きも多い。でも持続可能性は、本来、環境だけでなく組織にとっても不可欠な要素であるはずだ。持続可能な社会になるには、貧困問題や格差是正など、社会的な影響も考えて消費行動ができる倫理的消費者すなわちエシカルコンシューマーの存在がキーとなる。今や地球温暖化防止や生物多様性など、環境に配慮した消費行動ができる「グリーンコンシューマー」から、さらに一歩進んだ状況がわが国でも生まれて来ている。
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