福知山商工会議所青年部(京都府、福知山YEG)は、新型コロナウイルス感染症の収束祈願のため、9月1日から10月4日まで福知山市内の御霊(ごりょう)神社の境内に絵馬掛け所を設置し、市民らが願いを書き込めるようにした。
同事業は、例年10月に開催する子ども向けイベント「丹波福知山御霊まつり」を今年は感染拡大防止のため中止としたことから、「何か子どもたちが楽しめることを」と企画。同神社の協力を得て実施した。絵馬の材料は同YEG会員事業所から提供を受け会員ら総出で作製、コロナの語呂合わせで567枚を用意した。掛け所や記載台も手づくりだ。
特設絵馬掛け所には初日から親子連れや市民が次々と来訪。「少しでも早くコロナが収まりますように」「離れて暮らす家族と会えるようになりますように」などさまざまな願い事が書かれた絵馬が奉納された。用意した絵馬567枚は最終日までに全て奉納され、10月4日、同神社の御霊大祭でおたき上げが行われた。
御霊神社は戦国武将明智光秀をまつる神社。丹波福知山御霊まつりは5年前から同YEGが主催し、明智光秀をテーマに水鉄砲合戦やお化け屋敷、ステージショーなどを実施している。
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