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伝えていきたい日本の技 箱根寄木細工の合子

露木木工所(つゆきもっこうしょ)(神奈川県小田原市)

左から「麻葉」「松皮菱(まつかわびし)」「青海波(せいがいは)」。アクセサリーなどをしまうのに適した4㎝四方ほどの小箱です(撮影:加藤正博)

今月は、多様な天然木のぬくもりを身近に楽しむことのできる箱根寄木(よせぎ)細工の「合子(ごうす)」をご紹介します。

箱根の山々は樹種が多く、平安時代から木工芸が発達した地域でした。寄木とは天然木がそれぞれ持っている異なる色合いを生かして組み合わせ、緻密な幾何学模様を描く技術ですが、その寄木をかんなで薄く削って指物の表面に貼る「ズクもの」は、小田原・箱根地方独自のものだといいます。

手のひらに収まるほど小さい合子は、見本用の寄木細工が欲しいという声に応えて制作されました。細かい模様のパーツを組んでひとまとまりとした寄木をろくろなどで削る「ムクもの」という方法でつくられており、ふたを開けると箱の内部にまで美しい模様が現れます。1926年創業の露木木工所は時代の変化に合わせて、生活に溶け込むものづくりを目指し、駅の案内板やオフィスのテーブルなど新しい分野へも挑戦しています。

お問い合わせ

露木木工所

TEL:0465-37-3007

HP:https://www.yosegi-g.com/

※月刊石垣2020年11月号に掲載された記事です。

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