砺波商工会議所青年部(富山県、砺波YEG)は、砺波市飲食店組合と連携してオリジナルデザインのマスクケースを製作し、2020年12月に同組合へ寄贈、加盟店130店余りに配布した。
新型コロナウイルス感染症の流行によりマスク着用が欠かせない状況となる中、飲食店の来店客が外したマスクの置き場所に困っている様子を目にしたことから発案。来店客に衛生面で安心して食事を楽しんでもらうとともに、経営に打撃を受けた飲食店を元気づけようと企画した。
マスクケースは内側を抗菌加工した紙製で、表面には砺波の文化を再確認してほしいとチューリップやコスモス、「子供歌舞伎曳山(ひきやま)」「夜高あんどん」など花や祭りの写真をあしらった。裏面には、子どもたちが楽しめるよう間違い探しを載せた。
市の補助金を活用し、2万個を製作。各飲食店は、客に配り食事中のマスクの保管に使ってもらう。
同YEGの中西一夫会長は、「感染防止を図りながら、砺波のグルメを楽しんでほしい」と話している。
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