水戸商工会議所(茨城県)は2月25日、水戸市内の空き店舗と出店希望者のマッチングを推進するため、空き店舗情報を発信するウェブサイト「水戸まちなか空き店舗ナビ」を開設した。
同市は中心市街地の空き店舗率が18・7%(2019年)であり、市は「中心市街地活性化基本計画」に基づいて、空き店舗対策を進めている。同所もかねてより空き店舗を活用して演劇などのイベントを開催したり、地域の交流を促進する「まちの駅」を運営したりとにぎわい創出に尽力してきた。しかし、一過性の集客にとどまっていたことから空き店舗と出店希望者とのマッチングを図る「空き店舗見学ツアー」を18年に開始。毎回定員を上回る申し込みがあり、実際にマッチングにつながった例もあるなど効果を上げている。今回、情報サイトの開設により、同ツアーとの相乗効果を狙う。
同サイトではイメージが伝わりやすいよう動画で紹介している物件もあるほか、中心市街地を四つのエリアに分け特徴を詳しく紹介する「エリア特集」コーナーや、補助金・融資制度を紹介するコーナー、見学ツアーコーナーなどを設けている。
開設後間もないが、掲載物件に関する問い合わせはすでに多く寄せられており、空き店舗の解消に期待が寄せられている。
「水戸まちなか空き店舗ナビ」サイト https://mito.inetcci.or.jp/akitenponavi/
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