地元の発展を願った栄一が眺めた渓谷
渋沢栄一は61歳のとき、東京都北区の飛鳥山に居を構え、亡くなるまで飛鳥山邸を拠点として活動していました。ここに国内外の賓客を招き重要な会議を行うなど、時代を大きく動かす一方で、地元北区の発展にも力を入れていたといいます。
音無親水公園は、石神井(しゃくじい)川の旧流路に整備された公園です。北区では石神井川を音無川と呼んで親しんでおり、古くから桜の名所として知られていました。この公園をまたぐように架けられた音無橋は、まちの交通の便を良くするために昭和4年に起工し、今なお生活を支えている橋で、建築や開通にあたり栄一が資金援助をしていたことが知られています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
東京商工会議所 北支部 小林 千春
渋沢栄一が後半生の拠点とした北区飛鳥山に、「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」がオープンしました。ドラマに使用した衣装の展示や、「なりきり1万円札」コーナー、おみやげ館などは必見です。ぜひお越しください。
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