政府の総合科学技術・イノベーション会議(議長・菅義偉首相)はこのほど、2021年度から25年度まで5年間の科学技術政策の基本方針を示す「第6期科学技術・イノベーション基本計画」を閣議決定した。
同基本計画の期間中の政府と民間の研究開発投資目標は総額で120兆円。「国民の安全と安心を確保する持続可能で強靭な社会への変革」「知のフロンティアを開拓し価値創造の源泉となる研究力を強化」「一人一人の多様な幸せと課題への挑戦を実現する教育・人材育成」を推進する。
具体的には、デジタル庁の発足やカーボンニュートラルに向けた研究開発の推進、博士課程学生の処遇向上、女性研究者の活躍促進、10兆円規模の大学ファンドの創設、初等中等教育段階からのSTEAM教育(科学・技術・ものづくり・芸術・数学の5領域を重視する教育)の推進などが盛り込まれている。
詳細は、https://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/index6.htmlを参照。
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