日本YEG執行部に聞く「YEG活動・展開とその未来」。5月号では、西村昭宏筆頭副会長と佐藤大輔専務理事の登場です。
西村筆頭副会長に聞きました!
プロフィール
西村昭宏(42歳)
株式会社西村プレシジョン 代表取締役社長
業種:薄さ2㎜の老眼鏡(ペーパーグラス)の企画・製造販売
所属:福井県連 鯖江YEG
2021年3月5・6日に開催した「しあわせ福井さばえ大会」は、日本YEGの全国大会で初の完全オンラインライブ配信形式で実施した。この大会を率いたのが西村筆頭副会長である。大会テーマに掲げた「しあわせのもと」により、新しい日常の幸せにつなぐことができる大会となった。
オンラインならではの企画で「しあわせ」あふれる大会に
Q.大会会長という目線で、大会を終えられた感想などお聞かせください
まずは、大会にご登録いただいた皆さまに感謝申しあげます。この大会は、最終的に完全オンライン配信となりましたが、限られた時間の中でさまざまな開催形式を模索し続けた結果、多くの皆さまからのご支援・エールに支えられ、幸せあふれる大会になったと感じました。
また、オンライン配信に特化したことから、新たな試みとして例年の大懇親会に当たる時間帯を活用し、開会セレモニーを実施しました。開会セレモニーは、大会にかける思いを伝える演出を取り入れた、オンライン配信ならではの企画として実施しました。この企画を通じて、いよいよ全国大会が始まるのだという機運をYEGメンバーと共有できたことは、とても良かったと思います。
登録いただいた皆さまを鯖江にお招きできなかったのは心残りではありますが、これまで全国大会に参加できなかったメンバーが、地域にいながらにして全国大会を体感・体験いただけたことは、オンライン配信だからこそ実現できたことだと思います。
全国大会を通じて福井県連は、昨年の沼津大会からの思いを引き継ぎながら準備を進めてきました。今大会のテーマ「Discover Tomorrow~継ぎ、紡ぎ、繋げる、しあわせのもと~」に込められている、福井の最大の魅力である「しあわせ」に触れてもらえるよう企画しました。その「しあわせ」を基に、自社、各単会やその地域の未来を創造するヒントを見つけ、今後の活動に生かしていただければうれしいです。
YEGの活動が経営者としての学びにつながった
Q.入会したきっかけは?
鯖江YEGには、父が歴代会長ということもあり、人とのつながりをつくるのには最適だということで06年に地元に戻ったタイミングで入会しました。YEGに入会して、同じ思いや悩みを持つ仲間ができたことは良かったと思います。
Q.YEG活動の中で、自社のビジネスに生かせたことを教えてください
経営者として、実務を行うだけではなく、人に任せながら運営することを学びました。YEGは経営のシミュレーションの場でもあると思います。私が8年前に独立したときは、一人でのスタートでした。そこから事業を大きくする中で、組織も大きくなりました。組織が大きくならないと、ビジネスも大きくなりません。その組織づくりをYEG活動で学び、経営者として成長できたことが自社の事業拡大につながっています。一人でできることには限界があり、みんなのやる気や才能を引き出す環境をどうつくるかが重要だと思います。そういったことを経験できたのが、経営者として良かったと思います。
鯖江商工会議所から西村昭宏副会長についてコメントをいただきました
令和元年度という歴史が変わる時の単会会長なので、記憶に残る方になるだろうと思っておりました。また、登録者数7020人を記録した全国大会の大会会長を務めあげ、来年度には日本商工会議所青年部の会長という大役を控えています。これからも事務局として微力ではありますが、サポートできるよう努めてまいりたいと思います。
鯖江商工会議所青年部事務局
佐藤専務理事に聞きました!
プロフィール
佐藤大輔(46歳)
有限会社ゼスト 代表取締役
業種:お客さまの〝やりたい〟を実現するオーダーメード物流
所属:福島県連 郡山YEG
2024年度開催予定の全国会長研修会準備に注力
Q.入会したきっかけは?
もともと私は団体に所属することに積極的ではありませんでしたが、一匹おおかみで悩んでいたところに先輩から声を掛けてもらい、10年に郡山YEGに入会しました。
Q.単会で特に力を入れている取り組みを教えてください
東北ブロックで24年度に開催が決まりました全国会長研修会です。正式に承認を得るのはこれからですが、力を入れて準備をしていきます。
Q.YEG活動が与える地域、商工業へのメリットはどういったものだと思いますか?
YEGは青年団体としてさまざまなことをやって良いと思います。「失敗しても許される」というと語弊があるかもしれませんが、地域に対して今までやっていなかったことや、良いと思ったことを試しに取り組めることがメリットだと思います。新しいことに取り組むことで、既成の概念を打ち破る力がYEGにはあると思いますし、これは商売に置き換えて考えることもできます。YEGに所属していながら殻を破れないのはもったいないので、活動を通して新しいことにチャレンジしてほしいと考えています。
今年度、日本YEGの吉川正明会長は「FOR ALL YEG」というスローガンを掲げています。日本YEG出向者や一部のYEGメンバーだけでなく、全国全てのYEGメンバーのためにできることを一年間模索していきます。
業種別部会で得た横のつながりを社業に生かす
Q.YEG活動から、自社のビジネスに生かせたことを教えてください
YEGメンバーとお仕事をさせていただいています。日本YEG事業の業種別部会に参加したご縁から、同じ運送業のYEGメンバーと仕事をしています。19年度には、障がい者の就労支援を新しく始めることができました。YEGでの出会い、つながりを社業に生かせています。
郡山商工会議所から佐藤大輔専務理事にコメントをいただきました
佐藤大輔さんは17年度単会会長を務められたほか、郡山YEG創立35周年記念式典を実行委員長として成功に導きました。全国から200人を超える皆さまが郡山に来ていただいたことは、親会として感謝を申しあげます。
今年、郡山市では全国商工会議所女性会連合会「第53回福島全国大会」が開催されます。新型コロナウイルス感染症への不安が残る中ですが、佐藤大輔専務理事には、将来の日本を担う先導者として地域経済発展のため今後も尽力されることを願っております。
郡山商工会議所青年部事務局
2021年度日本YEG公式サイト
2021年度の日本YEGでは「全国の単会のためになる活動」「日本YEGだからこそできる活動」にこだわって活動してまいります。
詳細はこちら https://yeg.jp/
取材・写真撮影:日本商工会議所青年部(日本YEG)広報委員会
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