日本商工会議所の三村明夫会頭は5月13日、「第3回就職氷河期世代支援の推進に向けた全国プラットフォーム(PF)」のオンライン会議に出席し、就職氷河期世代の採用などの支援の状況について説明した。三村会頭は、中小企業における採用の状況を説明するとともに、就職氷河期世代の採用に意欲を示す会員企業の事例、各地商工会議所のUIJターン就職の支援や採用意欲のある企業情報の発信などの取り組みを報告。自治体レベルで官民の連携した取り組みを加速していく必要性を強調した。
会合には、西村康稔全世代型社会保障改革担当大臣、梶山弘志経済産業大臣、坂本哲志一億総活躍兼孤独・孤立対策担当大臣ら関係閣僚、日商の三村会頭や連合の相原康伸事務局長ら労使団体首脳、有識者、支援団体の代表ら22人が出席。出席者からは、就職氷河期世代支援施策の実施状況と今後の取り組みや地方のプラットフォームなどでの活動状況などが報告された。
西村大臣は、就職氷河期世代の国家公務員への採用実績を報告。国として積極的な採用を継続するとともに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で定着した多様な働き方に沿った支援策拡充についても意欲を示した。
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