2021年4月23日開催 広報★ブランディング委員会担当
日本YEGは、各地YEGの中心的役割を担う単会・連合会の会長を対象に、地域経済を担うリーダーとしての資質向上と意識高揚、意見交換を通じて組織の活性化と一層の充実を目的とし、全国会長会議を開催した。
完全オンラインで開催
今年度日本YEGは、会議や事業は全てハイブリッド(対面・オンライン選択可能)で開催する方針で、本事業も当初は東京會舘(東京都千代田区)での開催を予定していたが、新型コロナ第4波を受け、静岡県沼津市からのオンライン開催に切り替えた。急な変更にもかかわらず、沼津商工会議所、沼津YEGの全面的な協力によって無事開催することができた。単会会長347人、道府県連会長45人、その他の人を合わせ573人が参加した。
第一部
オリエンテーション「How to use the manual FOR ALL YEG」
会議の冒頭で吉川正明会長は「すべての単会(YEG)のために日本YEGはある」とあいさつで述べた。その後のオリエンテーションでは、〝これがあれば困らない! 単会会長が使いたくなる七つ道具のご紹介〟と題し、各地会長が研修で使えるパワーポイントデータや文書作成マニュアル、政策提言、ビジョン策定にもつながる七つのツールを、各担当者が説明、データのダウンロード配信を行った。
第二部
会長ディスカッション「同志と語るひとり1テーマ持ち寄りディスカッション」
Zoomのブレイクアウトルーム(少人数のグループミーティング)を使用したディスカッションでは、参加者が持ち寄ったテーマに基づいて組織や地域の悩みについて話し合い、グループで発表して白熱した議論を交わした。参加した会長からは、「全国の意識の高い人々と情報交換ができて有意義だった」「地域によって運営方法や課題の違いがあることを知ることができて良かった」などの声があがった。
担当の宮本総子委員長談
各地青年部のスタートを後押し
「今回のディスカッションは、Zoomの機能を使用し、ランダムにグループ分けを行うことで、状況の異なる地域の会員と議論でき、新たな気付きのきっかけとなった。
私自身も単会会長だが、新年度が始まり、さあこれから始まるぞ、というスイッチが入り、士気が上がるこのタイミングで、活動に役立つ各種ツールをお届けした。適宜ご活用いただき、組織運営に生かしてほしい」
担当の大日方敢副会長談
難しいかじ取りのヒントになれば
「急きょオンライン開催となったが、多くの皆さまにご参加いただき感謝申しあげる。今年度日本YEGスローガン『FOR ALL YEG』に込めた思いも伝えられたと思う。コロナ禍、全国の単会会長は難しいかじ取りを迫られることが想定されるが、同じ思いを持つ他地域の単会会長とのディスカッションが、一つでも多く活動のヒントとなることを願う」
2021年度日本YEG公式サイト
2021年度の日本YEGでは「全国の単会のためになる活動」「日本YEGだからこそできる活動」にこだわって活動してまいります。
詳細はこちら → https://yeg.jp/
YEG活動・展開とその未来
日本YEG執行部に聞く「YEG活動・展開とその未来」。6月号では、全国会長会議の担当である大日方敢副会長と広報★ブランディング委員会宮本総子委員長の登場です。
大日方副会長に聞きました!
プロフィール
大日方敢(おびなた・いさむ) 46歳
株式会社オビナタ 取締役常務
業種:建設業 住からつくるライフスタイルのお手伝い
所属:長野県連 長野YEG
Q.入会して良かったことは?
長野YEGは、もともと長野・篠ノ井・松代の三つに分かれて活動していた支部が、2017年に統合し現在の組織になりました。交流する人も増え、多くの学びと刺激をもらっています。自己研さんと同時に地域貢献もできる場所だと思います。
Q.単会で特に力を入れている取り組みを教えてください
行政関係者との〝風会議〟を毎年開催しています。そこで抽出された問題の中から、行政支援が必要な領域について、課題解決に向けての討議をしています。政策提言に直結する場であり、また長野市の未来に希望を感じる機会ともなっています。
Q.親会(長野商工会議所)と連携されている事業はありますか?
今年度からYEG全会員が親会の業種別部会に参加しています。若手ならではの意見で部会の活性化の一助となればと考えています。今後、親会との関係性をより一層強めていきたいです。
長野商工会議所から大日方敢副会長についてコメントをいただきました
19年に長野市で開催された全国会長研修会の開催直前に、台風19号が長野地方を襲い、ご自宅も被害に遭われましたが、被災翌日の「会長研修会はやるからね」という力強い一言はいまだに脳裏に焼き付いています。出向歴も長く、各地の情報や当会の状況に合わせたご意見をいただきありがたく感じております。日本YEGの副会長に就任され、単会内はもちろん、県内全域に非常に良い刺激となっております。引き続き長野YEGの発展にご尽力いただき、何よりさらなる自社業の発展をご祈念いたします。
宮本委員長に聞きました!
プロフィール
宮本総子(みやもと・さとこ) 49歳
有限会社クローバーデザイン 取締役
業種:ブランディングで価値を高める情報デザイン会社
所属:長野県連 下諏訪YEG
Q.入会したきっかけは
起業まもなく会社組織のことを学びたいと思っていたときに、諏訪湖で開催される町民レガッタ大会にYEGが出場する際の女性クルーとして声を掛けられたのがきっかけです。
Q.YEG活動が与える地域、商工業へのメリットは何だと思いますか
昨年、子育て世代を対象にドライブインシアターを開催しました。閉塞感がある時代でも、大人が子どもたちや地域のために頑張っている姿を見せていくことで、良いまちに住んでいると思っていただくことです。
Q.YEG活動から自社のビジネスに生かせたことをお聞かせください
地元YEGでは事業に低リスクで挑戦でき、多くの人の力で一つのことを成し遂げるチームづくりを学べます。
出向先で出会ったメンバーからは、会社のロゴ作成を依頼され、作成したロゴがイタリアで賞を受賞しました。それが宣伝効果となり、各地の方々からお声掛けいただき、仕事が広がっています。
下諏訪商工会議所から宮本総子委員長についてコメントをいただきました
17年に日本YEGへ初出向され、以降全国と下諏訪町を結び付ける貴重な役割を担ってこられました。20年からは下諏訪YEGの会長として、「Let's Innovate up, We must grow up for 120%! ~モテる町 しもすわ~」をスローガンとして掲げ、会員の自己研さんや自社発展、そして、下諏訪町の未来のために熱心に取り組んでおられます。その創造力と行動力で、下諏訪町におけるリーダーとして頑張っていただきたいと思います。また本年は下諏訪YEGの創立40周年記念式典を12月に控えているので、事務局としても応援させていただきます。
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