岩国商工会議所(山口県)は、海上自衛隊岩国航空基地において地元の中学生対象の「こども飛行艇教室」を8月27日に開催した。 地域振興策の一環として岩国基地を活用した航空博物館建設を目指し、同所は2015年に航空博物館等研究特別委員会を発足。これまでに、市議会との意見交換や同所会員に向けたアンケート調査の実施、飛行艇の資料や世界の飛行艇の水彩画などを展示する企画展示の開催などに取り組み、市と共に国に対して「海上自衛隊岩国広報館『飛行艇ミュージアム(仮称)』」整備の要望活動を続けている。
ミュージアム誘致の一環として、飛行艇の歴史や特性、部隊の活動内容などについて子どもたちに学んでもらおうと、「こども飛行艇教室」を初めて開催。 自衛隊員は参加した16人の中学生に向け、国内で海上自衛隊岩国航空基地だけに配備されている救難飛行艇の歴史や特性、部隊の活動内容について解説した。 同所は、「飛行艇ミュージアム」の実現に向け、今後も市民の機運醸成のための事業を継続する。
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