100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 多角化の時代から事業の幹を太くする時代へ コロナ禍の後はまた攻めの時期に入る

松村社長が立ち上げたブラ・ド・シェフ。低温で加熱する「真空調理」した素材をレストランなどに提供

廻船魚問屋として発展

駿河湾に面し、古くから漁業のまちとして栄えてきた静岡県焼津市は、特にカツオとのつながりが強く、江戸時代半ばにはかつお節も製造されていた。いちまるの歴史はそこで始まった。

「創業した松村家は江戸時代半ばから代々、焼津に住んでいましたが、昔を伝えるものが残っていないので、何をしていたのかは分かりません。自宅が港の前にあったので、おそらく海の仕事を中心にしていたのでしょう。江戸時代から商売を始めていたとは思いますが、創業は明治元年にしてあります。焼津の企業は明治元年創業にしているところが多いんです。おそらくそのころに、かつお節の販路が確立されて、商売が安定してきたのではないかと思います」と、松村家十代目の松村友吉(ともよし)さんは言う。当時の当主は五代目の長五郎で、かつお節づくりをするとともに、廻船魚問屋も営んでいた。

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