石巻商工会議所(宮城県)は10月26日、9金融機関(七十七銀行、仙台銀行、岩手銀行、東北銀行、北日本銀行、石巻信用金庫、石巻商工信用組合、日本政策金融公庫石巻支店、宮城県信用保証協会)と「中小企業の経営支援にかかる連携協定」を締結した。
具体的には、「起業・創業支援および金融支援」「経営基盤の強化および経営革新」「セミナーおよび講演会開催」「人材育成」「販路開拓」「農商工連携」「事業承継」「経営発達支援」「中小企業の景況など情報提供」「地域経済活性化」の10項目で連携。締結式当日、同所の青木八州会頭は、「東日本大震災から10年が経過し、復興・創生期間に入ったものの、企業の二重ローンやコロナ禍での販路回復、事業承継など厳しい経営環境に置かれている。金融機関との連携で、伴走型で中小企業の経営支援と資金繰りの円滑化に努めていきたい」との考えを述べた。今後、9金融機関とネットワークを構築し、それぞれのノウハウを共有することで、中小企業への効率的・効果的な支援を展開していく。
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