山長商店
第60回農林水産祭の受賞者が決定し、林産部門で和歌山県田辺市に本社を構える山長商店と山長林業が天皇杯を受賞した。農林水産祭は、国民の農林水産業と食に対する認識を深めると共に、農林水産業者の技術改善および経営発展の意欲を高めるため、1962年から農林水産省と日本農林漁業振興会により実施されている。
江戸時代から「適地適木で土地を有効利用する」という基本理念の下、良質な紀州材を供給し続けてきた同社。地域の森林を集約管理して良質材を生産し、高性能林業機械を積極的に導入するなど地域の森林経営管理に貢献している点と、高品質のJAS材を首都圏に直接供給してムク材の高付加価値化に成功し、さらに低資材を受け入れる新工場を稼働するなど地域材の活用拡大に貢献している点が評価された。
「低炭素社会の実現に大きな役割を期待されている林業・林産業において、持続可能な林業経営と高品質な国産ムク材利用の推進に、今後とも一層努力したいと決意を新たにしています」と代表取締役会長で田辺商工会議所の会頭でもある榎本長治さんは話す。
お問い合わせ
株式会社山長商店
所在地:和歌山県田辺市新庄町377
電話:0739-22-2605
※このコーナーは不定期で掲載します。
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