沖縄県商工会議所連合会は昨年12月11、12日の両日、地元企業の職業・社会体験でキャリア育成につなげようと、小学1年生~中学3年生を対象としたイベント「Out of KidZania(アウト・オブ・キッザニア)㏌おきなわ」を沖縄アリーナなどで開催した。県内27の企業・団体が出展し、子供たちはその中から二つの職業を選択。2日間で約850人が参加し、〝やってみたい仕事〟を体験した。
イベントは、子ども向け職業・社会体験施設「キッザニア」(企画・運営:KCJ GROUP)が全国に出張し展開している体験プログラム。「通信」「医療・福祉・教育・交通・金融」「生活・ファッション・観光・公共」「マスメディア」「公共(屋外体験)」「現地体験」の六つの分野で29種類のプログラムがあり、子どもたちは参加して仕事をすると給与明細書からイベント専用通貨「ちゅら」に交換できる仕組みだ。
今回、薬剤師の仕事や警察官の仕事などの体験とともに、沖縄ならではの現地体験プログラムとして、「沖縄こどもの国」での飼育係の仕事、沖縄都市モノレール「ゆいレール」の運転士や駅務係の仕事なども実施。体験後、「ちゅら」を使って会場の売店や限定ショップなどで買い物を楽しんだ。
参加した子どもたちからは「薬剤師は責任のある仕事だとあらためて思った」「体験してもっとCAの仕事をやってみたくなった」「いつか消防士になって火を消して役に立ちたい」などの声が寄せられ、将来の職業にさらに興味が持てたようだ。
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