総社商工会議所(岡山県)はこのほど、西日本旅客鉄道岡山支社およびヤマト運輸と連携し、貨客混載輸送の実証実験を開始した。同所がパンを切り口に地域活性化を推進する「パンわーるど総社」事業の一環。駅構内での荷物配送のオペレーションや列車内への荷物積載についての安全性の検証、パンの販売に関する駅ナカでのマーケティング調査を目的とする。パンの製造出荷額が岡山県下1位の総社市から、1世帯当たりのパンの消費量が全国1位(総務省統計2018年~20年平均)の岡山市まで、伯備線普通列車でパンを輸送し、岡山駅構内店舗にて販売。「パンわーるど総社」参加店舗で製造されたパンを平日お昼時の岡山駅で購入できる。
同所は「岡山駅利用客や周辺地域の多くの方に総社のパンを食べてもらい、パンを求めて総社を巡りながら観光も楽しんでほしい」と話す。
最新号を紙面で読める!