神戸商工会議所(兵庫県)は、コロナ禍により売り上げ減少などの影響を受けている青果店を支援するため、大手コンビニのローソンおよび北九州市の髙上青果と連携し、近隣のローソン店舗での青果販売の機会を提供する販売促進事業を実施している。同事業は、ローソンと髙上青果が北九州市で実践し、成果を上げたことから全国展開を進めているもので、関西での取り組みは、神戸市が初めて。野菜の品ぞろえや補充などは青果店に任され、青果店は売り上げの一定額を手数料として店に支払う。
昨年12月に同所が開いた事前説明会には、会員の青果店など20社が参加。青果店とローソン店舗とのマッチングを行い、12月22日に神戸の第1号店としてローソン神戸異人館通店で青果販売を開始した。
これまでに24店舗がローソンでの青果の取り扱いを展開している。販売を始めた青果店からは、24時間販売されるメリットや新たな販路として期待する声が上がっており、同所は引き続きこの事業を推進していく。
最新号を紙面で読める!