臼杵商工会議所青年部会(大分県・臼杵YEG)はこのほど、臼杵藩主から引き継いだ江戸時代の古文書「菓子製法」を参考に再現した2種類の和菓子を発表した。お披露目したのは、臼杵市産ブランドのさつまいも「甘太くん」を使った「黄金の芋ようかん」と臼杵産のかぼすを使った「カボスの琥珀(こはく)糖」。古文書に記載のあった和菓子の名前とイラストから、醸造のまちとして知られる市のみそやしょうゆも使用し、地元産の食材を生かして黄色と緑色の色合いや爽やかな味わいを表現した。
同YEGでは、「菓子製法」を活用した商品開発による地産地消や臼杵の歴史・文化の後世への伝承などを目指して昨年4月に「和菓子実行委員会」を設立。7月から試作を重ねてきた。
今後、市独自のブランド認証「うすきの地もの」への登録を申請。イベントや学校行事などでの活用・販売、歴史的建築物などでの和菓子を使用したお茶会の実施のほか、ホームページやインスタグラムなどのSNSも活用し、市の名産品として和菓子を広くアピールしていく。
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