さいたま商工会議所(埼玉県)はこのほど、さいたま市で暮らす人・働く人の健康寿命を延ばすための取り組みを行っている事業者の活動をサポートする「さいたま健康ライフサポータープロジェクト」を始動した。
第1弾のテーマは「適塩(てきえん)」。減塩メニューの提供や減塩商品の販売などを行っている飲食店・食品小売店などを対象に、「さいたま適塩キャンペーン」を開始し、特設サイトも開設した。
同所が考える「適塩」とは、さいたま市に住む人、働く人の健康寿命の延伸に寄与すべく、減塩を意識しながらもおいしい食を通じ、適切な塩分摂取を目指すこと。同所ではかねてより適塩事業を推進しており、これまでに、市内の大学と店舗が協力して新商品やレシピを考案し、適塩ランチメニューや適塩弁当を販売するなど、市民の健康増進、生活習慣の改善・定着につながるさまざまな取り組みを実施してきた。
今回のプロジェクトでは、キャンペーンを契機に取り組む事業者も含め、同所が「市民の健康づくりに貢献しているお店」として幅広くアピールし、集客や売り上げの回復をサポートする。具体的には、特設WEBサイトやSNSで店舗やメニューをアピールするほか、適塩登録店であることを示すステッカーやポスターを配布。適塩調味料(塩・しょうゆ・みそ)のサンプルの無償提供(初回のみ)、新しい適塩メニューの開発も支援する。