全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、9月6~12日に出展した西条の〝逸品〟を紹介する。
愛媛県東部に位置する西条市は瀬戸内海に面し、自然に恵まれたまち。生産量全国1位を誇るはだか麦や柿、かんきつ、イチジクなど農産物も多い。
西条商工会議所は、西条市産の素材にこだわった菓子やジュースなどを出品。手づくりジャムの人気店グランパスツリーのフルーツグラノーラは、はだか麦と自社で加工したドライフルーツを使用したもので、おやつや朝食にお薦めだ。イチジクやモモのジャムと共に紹介した。
かんきつを生産する茨木農園は果汁100%の濃厚みかんジュース「夢みかん」「完熟でこぽん」を出品。希少なイチジクの在来種を使った手づくりの「ドライフルーツ日本いちじく」も販売した。
また、地域の農業従事者らと6次産業化を目指して設立した農業法人ペンタファームは西条市産の生米粉とアムスメロン、みかんなどを使ったバウムクーヘンを出品。創業70余年の菓子店・大阪屋のはだか麦のサブレ「はだかの王さま」や県産の栗のパウンドケーキ、老舗の海苔専門店・四国海苔の風味豊かな「青のり」「ばらのり」「味付のり」などもブースに並んだ。
コロナ禍で試食・試飲の提供が難しい中、同所は「西条の産品や事業者のこだわり商品を広めたい」と個別包装の試食品を用意。事業者らも金・土曜日に店頭でアピールした。
最新号を紙面で読める!