働き方見つめ直す場づくりを
岡崎商工会議所は7月4日から来年3月まで、全6回の「女性社員交流会」を開催している。同事業は、女性社員が職場を超えて悩みを共有し、他社の事例を学ぶことで自身の働き方を考えたり、互いに高め合うネットワークをつくる場を提供しようというものだ。交流会には20代から40代までの製造、サービスなど多彩な業種の18人が参加。初回は働き方改革やキャリアアップのヒントについてキャリアコンサルタントが講演したほか、グループに分かれて自身のキャリアプランや悩みなどについての意見交換を行った。
2回目は、9月13日に企業見学会を実施。17人が、女性活用に先進的な岡崎市内の眼鏡レンズメーカー東海光学を訪れ、女性だけの商品開発チーム「女子開」の立ち上げから商品開発に至るまでの取り組みを聞くとともに、同チームが開発したサングラスの試着や工場見学を行った。また、チームメンバーらと昼食を取りながらの情報交換会では「周りの協力をうまく得るには」「普段の業務とプロジェクトの両立」などの質問が飛び交い、盛り上がりを見せた。
10月にはもう1社、女性目線で商品ブランディングを推進する太田油脂を見学する予定だ。その後はトークセッション、セミナーなどを行い、最終回では上席者や人事担当を迎えて成果発表報告会を実施する。同所は、「ここで得た知識や情報を職場で生かせるような講座にしたい」と話している。
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