日本商工会議所、IT関係団体などで構成するクラウド実践大賞実行委員会は12月21日、「全国中小企業クラウド実践大賞」全国大会をオンラインで開催した。大会には、地方大会(北海道・東北、関東・甲信越、東海・北陸、近畿・中国・四国、九州・沖縄の5ブロック)を勝ち抜いた中小企業15社が出場。自社のクラウドを活用したサービス実践例、新しい経営や社内の働き方改革などの事例をプレゼンテーションした。
今年度の総務大臣賞は、株式会社イズミダ(鹿児島県鹿屋市)の取り組み「新しい魚屋のかたち~DX化による変革」が、日本商工会議所会頭賞は、株式会社ヌボー生花店(長野市)の「地方の花屋のDX奮闘記」がそれぞれ受賞。「有用性」「浸透度」「意義」「展開性」「熱意」などの観点で総合評価を行い、総合的に優れたクラウドサービス実践事例であり、他の中小企業などが取り組む際の参考となる点、その導入や運用に当たって特徴的な工夫をしている点などが評価された。
日商では、今後、入賞者のクラウドを活用した取り組みなどをウェブサイトなどで随時紹介。中小企業や小規模事業者への横展開を図っていく。
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