小松商工会議所は、小松市内のものづくり事業者でつくる「こまつものづくり未来塾」や市などと共に2022年11月3〜6日、市内企業の工場や工房を見学・体験するオープンファクトリーイベント「GEMBAモノヅクリエキスポ」を開催した。同イベントは石材・九谷焼・瓦・農業・酒などの伝統産業から乗り物・繊維・建材まで、同市の幅広いものづくり産業の魅力発信を目的としたもの。期間中はさまざまな業種から35社が参加し、フライパン製造体験や九谷焼の技法を学ぶ絵付け体験など、計50のプログラムを実施した。イベントには、全国から約4400人が来場。参加者からは「貴重なものが見られた」「製造工程が分かった」などの声が聞かれ、好評を得た。
また今回は、参加するものづくり企業の課題を解決する仕組みをつくろうと、地方で働きたい副業人材と参加企業をマッチングさせる「GEMBAパートナーシップ」を新たにスタート。副業人材マッチングサービス「はたふり」を活用し、イベントに先立ち10月に副業人材7人のマッチングを実施した。これらの取り組みを通じて、産業の認知度向上、24年春の北陸新幹線小松駅開業に際して、にぎわいの創出につながることなどが期待されている。