セミナー、職場見学などを実施
武生商工会議所は2月18日、3月から就職活動を行う大学生などを対象に「業界研究セミナー」を開催した。人材確保支援事業の一環で、越前市内の企業の情報を学生に提供し、業界や地元企業への理解を深め関心を持ってもらうのが目的。地元企業34社、大学生など約50人が参加、企業ごとにブースを設け業界や企業の魅力を学生に伝えた。当日は「知らないと損をする!面接担当者が見ているポイント」をテーマにセミナーも実施。参加した学生へのアンケートでは、「いろいろな企業の話を聞き業界を知ることができた」「セミナーが参考になった」などの声が挙がった。また、約8割が県内の就職を望んでいることも分かった。
同事業の一つとして、同所は越前市内の職業高校および市と連携し、対象学年の就職希望者全員参加の「職場見学会」も実施した。市内の企業と高校との結び付きを強め、将来的な雇用につなげる狙いだ。平成29年7月に武生商業高校1年生4科136人、12月に武生工業高校2年生4科131人が各科2社の職場見学を行った。高校生からは「進路選択に生かせる」「普段見られない企業の仕事を見て参考になった」との声が、企業からは「生徒が製品や作業に興味を示し、質問するなど積極的」との声が寄せられた。
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