大阪商工会議所は4月11日、シンガポール・タイ・ベトナムの商工会議所・経済団体と代表者会議を行い、「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム」を設置した。会議の意見交換の中で鳥井信吾会頭が設置を提案し、全参加者が同意。日本アセアン友好協力50周年の節目の年に、同プラットフォームでは、世界の成長センターといわれる東南アジアの中でも特に日本企業が多く進出する3カ国の経済団体との連携基盤を構築し、会員企業間の国際ビジネス展開を支援する。
代表者会議には、同所の鳥井会頭、シンガポールビジネス連盟、タイ商業会議所、ベトナム商工会議所のほか、シンガポール日本商工会議所、バンコク日本人商工会議所、ホーチミン日本商工会議所の会頭・会長計7人がオンラインで出席。鳥井会頭は、「ポストコロナにおける経済の復活を期する今こそ、日アセアン間の連携を強化する絶好のタイミング。日アセアン間の一層のビジネス拡大と地域経済の活性化につながることを祈念する」とあいさつした。
4月18日には、プラットフォームの設置を記念したシンポジウム「日本アセアンビジネス促進プラットフォーム キックオフシンポジウム」を開催。鳥井会頭の開会あいさつのほか、同所副会頭の廣瀬恭子氏による基調講演、アセアン市場の魅力やリスク、プラットフォームへの期待などをテーマにしたパネルディスカッションを実施し、現地市場の課題やビジネス展開などについて理解を深めた。
今後、現地企業とのマッチング事業や各国工業団地などのオンライン視察、グリーン分野におけるタイのニーズ発表会や視察会、また海外スタートアップ企業とのマッチングを行うGIFアセアンなど、「販路開拓」「スタートアップ」「グリ ーン」を軸に活動を進めていき、国内外の各地商工会議所などとの連携体制を強化していく。
詳細は、https://www.osaka.cci.or.jp/abp/を参照。
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