三原商工会議所(広島県)が発行元となり、三原市内の飲食店を紹介するガイドブック『みはらたべるにゃん』が完成し、8月29日から無料配布を開始した。
城下町である瀬戸内三原は昨年築城450年のアニバーサリーイヤー。さまざまな記念事業の一環として始まった同プロジェクトでは、カフェ、レストラン、居酒屋、お好み焼き、ラーメンなど、七つのジャンルごとに、126店舗を掲載する。歴史ある街並み、伝統の老舗や新店舗情報と共に、同市の魅力を紹介する一冊に仕上がっている。
三原でお好み焼きといえば麺が入った「モダン焼き」が主流だが、今はなき伝説の店のエピソードも紹介され、読み物としても興味深い内容。各ジャンルごとにさまざまな歴史を歩んできた食文化についても解説する構成となっている。近年、タコや地酒、スイーツなどの「三原食」をブランド化していることにも触れながら、サブタイトルにある「みはらのたべるもん物語」にふさわしく、多角度から三原ストーリーが堪能できる。
案内役のキャラクター「たべるにゃん」は、お腹を空かせて旅をしている設定。猫と縁のある広島らしい、ちょっとユーモラスにとぼけた表情で街中を案内してくれる。
配布先は、同所のほかホテルや道の駅(みはら神明の里、よがんす白竜)、三原観光協会、さらに市内設置希望事業所など。同所ホームページでもダウンロードが可能だ。
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