まちのPRと会員事業所の収益増図る
大川商工会議所女性会は2月11日に開催された「風浪宮(ふうろうぐう)大祭」で、土産品販売を実施した。大川市は組子細工で知られる木工のまち。風浪宮は約1800年前に創建されたという神功(じんぐう)皇后ゆかりの神社で、地元では「おふろうさん」と呼ばれ親しまれている。同女性会はその境内の一角に出店。24人が参加し、会員事業所の商品を組み合わせた女性会オリジナル商品や会員事業所が製作した組子細工の箸置きなどを販売した。
同女性会は2015年の創立以来、市のPRを目的に土産品販売を行っている。市のマスコットキャラクター「モッカくん」や大川家具のロゴシールを貼った女性会オリジナルパッケージの商品をつくり、地元イベントなどで販売。風浪宮大祭への出店は昨年に続く2回目で、今回は地元銘菓を組み合わせた「丸ぼうろ・黒棒セット」、豆菓子「SOY美EAN(ソイビーン)」とハート形のかまぼこをセットにした「来福セット」などをオリジナル商品として販売した。組子細工の小物も考案するなど徐々に商品アイテムを増やし、会員事業所の収益向上や地域振興も図る。収益金の一部は災害被災地の支援に活用する予定だ。昨年は、熊本商工会議所女性会へ義援金を託した。
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