全国の優れた土産品を選定する「全国推奨観光土産品審査会」。2022年度(第63回)の日本商工会議所会頭賞(民工芸部門)は、あさか野窯(福島県)の「ふたえ すず タンブラー」が受賞した。
あさか野窯は、同県浪江町に伝わる伝統的工芸品「大堀相馬焼」の伝統技術をベースに郡山の土を使って新しい焼き物を製作・販売する窯元。受賞商品は底が二重構造になっており、製造時に隙間に粘土の玉を入れることで土鈴のような音がするのが特徴だ。二重構造は江戸時代末期に考案された意匠で、寸法を変えた器をろくろでつくり、一つを内側にはめ込んで縁(口)のみ張り合わせて成形する。二重であることが分かりにくいため音がするように改良した。伝統的な意匠を受け継ぎながら、癒やしの効果を付加したことなどが高く評価された。