飯能商工会議所(埼玉県)はこのほど、「冷凍自動販売機」を活用した商品の販売を開始した。今回設置した自動販売機は、地域振興や観光、交流とコミュニティ形成の拠点とする同所商工会館のコンセプトに合わせてラッピング。テレビで紹介された人気店の冷凍ハンバーグや、その場で食べられるジェラート、マカロンなど、飯能市内6事業所の商品を扱っている。
1番人気のハンバーグは1カ月で約100個の売り上げがあり、利用者からは「なかなか行けない所にあるお店の商品を気軽に買えるのはうれしい」「手土産が必要なときにまた自販機かお店で購入したい」などの声が寄せられ、観光客のほか、地元住民からも好評だ。
同事業は、創業や事業計画書策定、ブランド認定、商品開発などを支援した小規模事業者が手掛ける商品の販路拡大が目的。埼玉県の補助金を活用して事業を推進する。経営改善や事業計画の作成など経営のサポートに加え、小規模事業者の売り上げ増に直接的に結び付く支援内容となっている。
同所では、「ハイキングや紅葉狩りで天覧山、BBQや川遊びのレジャーで飯能河原、2020年にオープンした発酵のテーマパーク『OH!!!』目当てに訪れる観光客らに飯能市の魅力を伝え、商品購入につなげたい」としている。
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