豊橋商工会議所(愛知県)は東三河の求人サイト運営会社タスキと業務提携し、学食で地元大学生と企業をつなぐマッチングサービス「モグジョブ」を10月1日に開始した。学生と社会人が〝モグモグ〟ランチを食べながら気軽な雰囲気で交流することで、学生は地元企業や仕事について学び、企業は認知度向上、人材不足と雇用のミスマッチ解消を図る。
学生・企業はまずウェブサイト「モグジョブ」に登録し、申し込む。その際、学生は企業理念や働き方など職選びの上で重視するテーマを、企業は「3年生」「文学部」など接触したい学生の属性を登録する。マッチングが成立すると学食で交流会が設定される仕組みだ。ランチ代は企業が持つ。
現在登録可能な学生は、豊橋技術科学大学と愛知大学の学生だが、11月下旬には豊橋創造大学の学生も加わる。登録企業は同所会員企業40社。10月に行われた「モグジョブ」には3日間で豊橋技術科学大学35人、愛知大学33人、企業はそれぞれ12社、10社が参加した。
参加学生からは「気軽に質問できた」「社名で選ばないため、知る機会がない企業を知ることができた」、企業からは「知名度は低いが興味を持ってもらえた」と好評だ。もとより全国展開が視野にあり、他地域からの問い合わせも多い。同所は「地方創生の一助として他会議所へもサービスを推奨していく」と話している。
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