農林水産省はこのほど、海外における日本食レストランの店舗数が約18万7000店となり、2021年の約18万9000店から約2割増加したと発表した。
外務省と協力し、現地のWEBサイトや電話帳、ガイドブックなどで「日本食レストラン」として紹介されている店や、現地日本人会、日本商工会議所などで「日本食レストラン」として扱われている店舗などを対象に調査。地域別では、アジアが約12・2万店(21年調査約10万900店)で最も多く、北米約2万8600店(同約3万1200店)、欧州約1万6400店(同約1万3300店)、中南米1万2900店(約6100店)などの順で多くなっている。
アジア、欧州では、コロナ禍後の規制解除や日本食の人気の高まり、チェーン展開する企業の進出などにより、約2割増加した。中南米では、日本のアニメなどの影響による日本食需要の増加、調査方法の変更で、より多くの店を検索可能になったことなどにより約2倍の伸びとなっている。
一方、北米では、コロナ禍の影響などにより約1割の減少。ロシア、大洋州、中東、アフリカでは、ほぼ横ばいだった。
国・地域別では、中国(約7万8760店)、米国(約2万6040店)、韓国(約1万8210店)で1万店舗超え。次いで、台湾(約7440店)、メキシコ(約7120店)、タイ(約5330店)、フランス(約4680店)、インドネシア(約4000店)、ロシア(約3190店)、ブラジル(約2850店)、カナダ(約2610店)、イタリア(約2460店)、オーストラリア(約2000店)、マレーシア(約1890店)、ベトナム(約1620店)、香港(約1400店)、英国(約1390店)、ドイツ(約1220店)、シンガポール(約1210店)、オランダ(約1180店)で1000店を超える日本食レストランが確認されている。
詳細は、https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/231013_12.htmlを参照。
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