日本政府観光局（JNTO)は17日、2023年12月の訪日外客数が273万4000人となり、2019年同月比で108.2％、12月として過去最高を記録したと発表した。23市場のうち12市場（韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、中東地域）で12月の過去最高記録を更新したほか、香港、シンガポール、インドネシア、豪州では単月過去最高を記録。特に、東アジアでは韓国や台湾、欧米豪・中東地域においては米国などで訪⽇外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となった。

23年の年間訪日外客数は2506万6100人。4月の水際措置撤廃以降、訪⽇外客数は右肩上がりで急回復を遂げ、年間累計では19年比78.6%まで回復が進んだ。

12月の国・地域別の訪日外客数は、韓国が78万2700人（19年同月比315.7%）でトップ。次いで台湾39万9500人（同114.7％）、中国31万2400人（同44.0％）、香港25万1100人（同100.6％）、米国18万3200人（同126.8％）の順で多くなっている。23年の年間では、韓国695万8500人（19年比124.6％）、米国204万5900人（同118.7％）、フィリピン62万2300人（同101.5％）、シンガポール59万1300人（同120.1％）、ベトナム57万3900人（同115.9％）、インドネシア42万9400人（同104.0％）、カナダ42万5900人（同113.5％）など9市場で19年旅行者数を上回っている。

詳細は、https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20240117_monthly.pdfを参照。

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記事提供: 日本商工会議所