全国各地の商工会議所が東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、1月16日から22日まで出店した御坊の〝逸品〟を紹介する。
御坊商工会議所は、和歌山県の特産品として知られる「紀州金山寺みそ」や梅干しをはじめ、新たな逸品として水耕栽培のわさびを使ったチョコレートやライスミルクなど9社の商品を出品した。
紀州金山寺みそはコメや大麦、大豆に麹(こうじ)菌を付けウリ、ナス、ショウガ、シソなどを加えて発酵させたおかずみそ。ご飯によく合う。江戸時代から続く老舗・天田屋が添加物を使わずに製造した伝統的な一品などを紹介した。
ピリッとわさびの風味が効いた「真妻わさびチョコレート」は、プラスチック成形などのものづくり企業・大洋化学が開発。廃校となった小学校の校舎に屋内水耕栽培システムを設置して真妻わさびを育て、商品化している。ブースでは、わさびの葉を使った調味料「わさび葉ジェノベーゼ」も販売した。
また、昔ながらの製法にこだわる漬物店・樽の味が食物アレルギーに配慮してつくるコメを原料とした発酵飲料「ライスミルク」や「米粉らーめん」、添加物を使わず米こうじのうまみを生かした「麹の鍋つゆ」シリーズを紹介。ほかにも、名所・道成寺の伝説にちなんだ紀州銘菓「鐘巻釣鐘せんべい」や〝日本一短い鉄道〟と親しまれている紀州鉄道のオリジナルようかんとサブレ、さまざまな種類のみそやしょうゆもブースに並んだ。
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