全国各地の商工会議所が東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、2月20日から26日まで出店した八尾(大阪府)の〝逸品〟を紹介する。
八尾商工会議所は、地域資源を活用した優れた商品として選定された「八尾コレクション」2022年受賞商品の中からグランプリ受賞の「八尾河内音頭枝豆どら焼き」と、「八尾の代々」(ぽん酢)「やおの若ごぼうこんぺい」を紹介した。八尾コレクションは八尾の産品のブランド化を目的に11年から同所、市、八尾市観光協会が連携して不定期に選定しているものだ。
八尾河内音頭 枝豆どら焼きは、老舗和菓子店が市特産の枝豆を活用して開発。ペースト状にした枝豆と白あんを合わせたあんをもっちりした皮で挟み、皮には伝統芸能「河内音頭」の踊り手の姿の焼き印を押した。粒を残した枝豆の食感と自然な甘さが好評だ。
八尾の代々は金属プレス加工会社が開発したぽん酢。コロナ禍で減少した売り上げをカバーすべく、釣り好きの社長が魚料理に合う調味料として考案した。「ダイダイ」(かんきつ)の果汁をたっぷり加え、塩味や酸味を控えめにしたまろやかな味のぽん酢だ。商品名には市内企業の協力への感謝と〝代々栄える〟の意を込めた。
やおの若ごぼうこんぺいは、金平糖専門店が特産の「八尾若ごぼう」を使って商品化。葉や茎、根まで丸ごと食べられる春の野菜、八尾若ごぼうのほのかな苦味を生かし、爽やかな緑茶のような味わいに仕上げている。
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