農林水産省は4月2日、2月の農林水産物・食品の輸出額を公表した。2月の輸出額は1071億円で前年同月比1.6%減。1、2月の累計では1935億円で同5.4%増加した。
2月の輸出額を国・地域別で見ると、香港が201億円(前年同月比7.7%増)で最多。次いで米国194億円(同30.6%増)、台湾109億円(同7.9%減)、中国105億円(同47.0%減)、EU76億円(同10.0%増)、ベトナム67億円(同17.5%増)、韓国61億円(同5.0%増)と続く。
品目別では、「加工食品」396.5億円(前年同月比5.2%減)、「水産物(調製品除く)」239.1億円(同5.8%減)、「その他農産物」112.8億円(同13.6%増)、「畜産品」107.8億円(同4.5%増)、「水産調製品」60億円(同5.8%減)の順で多くなっている。
1、2月の累計では輸出額の増加が大きい主な国・地域は米国、台湾、香港。輸出額の増加が大きい主な品目は真珠、ソース混合調味料、緑茶だった。一方、輸出額の減少が大きい国・地域は中国、フィリピン、フランス。品目ではウイスキー、ブリ、サケ・マスが減少した。
また、中国・香港向け水産物の2月の輸出額は、中国が105億円で前年同月比47.0%減、一方、香港では201億円で同7.7%増加した。ホタテ貝については、中国はゼロ、香港では12億円(前年同月比16.5%減)だった。
詳細は、https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/zisseki.htmlを参照。
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