いよいよ7月26日からフランス・パリで、オリンピックとその後に続くパラリンピックが開催される。各競技で日本代表選手の活躍が期待される一方、自社の高い技術を転用し、磨きをかけて世界で戦うアスリートを支えている企業がある。世界に発信する小さな地域企業の技術力を追った。
選手のためにベストを尽くし会社として利益も出していく
茨城県水戸市にあるアイムスは、義肢(義足・義手)装具の製作・販売を行っている。経営者2人、従業員3人の小さな会社だが、全員が義肢装具士の国家資格を有し、その技術の高さと使う人に寄り添う製作方針で、多くの義肢使用者の信頼を得ている。競技に義肢を必要とするパラアスリートのサポートを積極的に行っており、過去のパラリンピックにおいて、同社の義肢を使ったパラアスリートがメダルを獲得している。
最新号を紙面で読める!