コロナ禍を経て、インバウンドが急増している。円安の影響もあるが、インバウンドにとって日本らしい味や伝統の技は何よりの魅力だ。世界へ売り出す努力を怠ることなく、さらに“日本らしさ”を加えて海外への販路を広げている企業から海外展開のヒントが見えてきた。
伝統×革新で風呂敷をリブランディング “包む”文化を世界に、次世代に広げる
1937年創業の山田繊維は、風呂敷の製造・卸売りメーカーだ。風呂敷の古風なイメージを払拭する、多彩なデザイン展開と使い方提案で人気を博し、欧米ではサステナブルなアイテムとして評価は高い。海外見本市への出展や海外向けECサイトの開設などに注力し、NYタイムズに掲載されたこともある。世界で「FUROSHIKI」が認められつつある。
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