盛岡商工会議所(岩手県、谷村邦久会頭・みちのくコカ・コーラボトリング)はこのほど、“啄木のふるさと”『もりおかの短歌(うた)』第16回年間最優秀賞を決定した。
本事業は啄木が生まれ育った盛岡を訪れる観光客や市民による、啄木短歌の特徴である『三行書き』の短歌づくりを通じて「短歌のまち もりおか」を推進することを 目的に平成20年(2008年)から実施しているもの。
短歌を四つの期間(夏の部・秋の部・冬の部・春の部)に分けて募集。今回は1年間に応募のあった353首(一般部門)の中から年間最優秀賞(1首)を決定した。あわせて年間優秀賞(2首)と年間奨励賞(2首)も決定した。
詳細は、こちら(http://www.ccimorioka.or.jp/takuboku/)。
受賞作は、下記のとおり(敬称略)。
<年間最優秀賞>(1首)
光さす 南昌荘の床もみじ 遊びいる子の歌を映して
秋田県大仙市 鈴木 仁
<年間優秀賞>(2首)
啄木のゆかりの街を 歩みゆき旅のをはりに 鉄瓶を買ふ
奈良県奈良市 和田 康
公演の羅漢如来の 祈る手に 飯盛るごとく雪降り積もる
盛岡市 西川 政勝
<年間奨励賞>(2首)
もりおかの 夏はさんさの幸呼来と 太鼓の音で幸せ願う
盛岡市 赤坂 昌信
追憶に耽る窓辺や 不来方の城址眺める 冬の病室
青森県青森市 加藤 健一郎
記事提供: 日本商工会議所
最新号を紙面で読める!