佐久商工会議所(長野県、中川正人会頭・中川電気工業)および市は10月5、6日、商工業の祭典「第56回ぞっこん!さく市」を開催した。123の企業・団体が自慢の商品やサービスを展示・販売したほか、さまざまなイベントも実施。昨年を超える5万5千人が来場し、にぎわいを見せた。
会場内で同所女性会(中村直子会長)は、昨年に続いて女性会オリジナルドリンクや野菜の販売、フードドライブなどを行うとともに、新たな試みとして「出張輪島朝市」を実施した。能登半島地震被災地を支援する取り組みの一環で、石川県輪島市出身の中村会長が中心となって企画したもの。輪島朝市の出店者4人が出張し、女性会メンバーとともに輪島塗や海産物などの特産品を販売した。多くの人が応援の言葉を掛けながら商品を選び、20商品2530点全ての商品が完売になった。併せて中村会長が撮影した被災地の写真の展示、義援金の受け付けも行った。中村会長は「出張輪島朝市をきっかけに、出店者の方々が少しでも前向きになってもらえたらうれしい。『仕事ができることが生きる張り合いになる』と聞き、全国各地での開催につながっていくことを願っている。当女性会では今後も息の長い支援を続けていきたい」と話す。
記事提供: 日本商工会議所
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