木更津商工会議所(千葉県)は9月26日、ベトナム・ダナン市の三つの大学・短期大学と人材交流に関する覚書を締結した。同所は市内に人手不足の会員事業者が多くあることから、以前から外国人材の活用について海外視察を行うなど人手不足の解決に向けて検討を重ねてきた。覚書は地域の人材育成・技術交流、経済成長を目指す取り組みの一環として2019年にダナン市と木更津市が締結した友好協力関係構築に関する覚書に基づき、締結された。
覚書では①各大学が木更津市内において、ものづくり、まちづくり、食品加工、飲食、農業、自動車、機械、医療などの分野に就労する意欲がある人を同所に推薦する②同所は短期大学から推薦された人が技術を学び、同市で就労することができるよう支援する――の2項目が挙げられている。
同所は今後、人材が不足している事業者を対象としたセミナーやベトナム側とのマッチング、覚書を締結した3大学に対する事業者の現地見学会などを開催する。12月9日には外国人材のインターンシップや技能実習生、特定技能実習生に関心のある事業者を対象とした、ベトナム人学生のインターンシップ受け入れに関する説明会を開催する。
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