佐久商工会議所女性会(長野県)は10月5~6日、同所などが主催する「第56回ぞっこん!さく市」内で「出張輪島朝市」を開催した。出張輪島朝市は、石川県輪島市出身である女性会の中村直子会長が中心となり、能登半島地震の被災地を支援する取り組みの一環として企画された。
出張朝市には、輪島朝市から事業者4人が参加。女性会のメンバーとともに輪島塗やホッケ、サバの干物などの海産物をはじめとした特産品を販売した。当日は多くの来場者が出店事業者に応援の言葉を掛けながら商品を選び、販売した20商品2530点が完売した。
また、出張朝市では能登半島地震を風化させないために、中村会長が実際に撮影した被災地の現況を伝える写真展を開催し、義援金の受け付けを行った。
中村会長は「出張輪島朝市をきっかけに、出店者の方々が少しでも前向きになってもらえたらうれしい。『仕事ができることが生きる張り合いになる』と聞き、全国各地での開催につながっていくことを願っている。当女性会では今後も息の長い支援を続けていきたい」と述べた。
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