各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。

いわき商工会議所は、オリーブ製品、ハワイアンソースなどいわき市の新たな物産としてPRしている製品や、豊富な漁獲高を誇る水産都市として古くからの名物である練り製品などを紹介した。

オリーブ製品は、市の地域活性化事業としてNPO法人が開発。市内で栽培されたオリーブの葉でつくった3種類の「オリーブ茶」とオリーブの葉の粉末を練り込んだ麺、オリーブあめを販売した。

「マンゴーとパパイヤのハワイアンソース」は、映画「フラガール」の舞台となった市内の大型レジャー施設スパリゾートハワイアンズの人気に市が着目し、「フラシティいわき」を市のセールス基本方針としていることから開発された製品。酸味が効いて、サラダのドレッシングやフライのソースなどさまざまな料理にお薦めだ。

また、中秋の名月に供え物の菓子を子どもたちが盗んでまわる遠野町の伝統行事「お月見どろぼう(満月祭)」にちなんだ濃厚な「月色プリン」や、ご飯のお供に好評の「うまくて生姜ねぇ‼」なども販売した。

練り製品では、「夕月かまぼこ」で知られる老舗グループが素材と製法にこだわってつくった珍味かまぼこ「美味一膳」シリーズを販売。高級魚のヤナギガレイをかたどったチーズ入りかまぼこ「浜やなぎ」や、煮アナゴ入りのすり身をイカに詰めた「イカガール」などもブースに並んだ。