各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
各務原商工会議所は、特産品としてブランド化を進めている「各務原にんじん」を使った商品を中心に紹介した。
「変わり者農家の寒掘りにんじんジュース」は、農薬不使用で栽培し厳寒期に収穫したニンジンに、リンゴ、蜂蜜を加えたマイルドなニンジンジュース。ニンジンは霜が降りると寒さに耐えるため糖度が上がるといい、自然な甘さが特徴だ。「かがドレ」は各務原にんじんとごま、たまりしょうゆでつくったドレッシング。程よい酸味とごまの風味に粒状のニンジンがアクセントになり、野菜サラダや魚のフライなどにお薦めだ。
学生のアイデアから生まれたニンジンスイーツ「ドーナっつんの」(焼きドーナツ)とケーキ「キャロルカール」「kakaminoサンライズ」の3品も紹介。同所は2016年から、ぎふ農業協同組合、東海学院大学、各務原市との産学官連携により各務原にんじんを使った商品開発を進めており、市内の飲食店で料理を提供するとともに、学生と菓子の開発も行っている。
そのほか野菜を生地に練り込んだ「寒掘りにんじんパスタ」や「紫いものパスタ」、名物「各務原キムチ」を麺に練りこんだピリ辛そば「キムチそば」も出品。また、地元の航空自衛隊基地にちなんでつくられた豆菓子「一豆空佐(いっとうくうさ)」や「黒ごまキャラメル」などもブースに並んだ。
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