北洋硝子(ほくようがらす)(青森県青森市/青森商工会議所)
今月は、青森県を代表するモチーフ「リンゴ」をイメージしたインク壺とガラスペンをご紹介します。
1949年に創業した北洋硝子は漁業用の浮玉(うきだま)製造で培った「宙吹き」と呼ばれる吹きガラスの技法をはじめ、さまざまな成型技術を磨いてきました。また、流通が活発ではなかった青森の不便さを補うために自力で色ガラスの原料を調合。約130色に及ぶ青森の四季を表現した色ガラスを使い、9種の成型技術により「津軽びいどろ」が誕生しました。
津軽びいどろ初の文具となるインク壺とガラスペンは、青森県の情報を発信するサイト「まるごと青森」、弘前市の文具店・平山萬年堂とのコラボレーションでつくられました。鮮やかな赤いリンゴと爽やかな青リンゴを表現した色ガラスや、リンゴの形を取り入れたデザインが愛らしいばかりでなく、軸やペン先の太さ、書き味を選べるこだわりの逸品となっています。
お問い合わせ
北洋硝子
TEL : 017-782-5183
※月刊石垣2025年10月号に掲載された記事です。
