観光庁は10月15日、「インバウンド消費動向調査」2025年7~9月期(1次速報)の結果を公表した。同調査は、全国の主要空港などで出国する外国人に対し聞き取り調査を行っているもので、四半期ごとに集計し公表している。
調査によると、7~9月期の訪日外国人旅行消費額は2兆1310億円(24年同期比11.1%増)。国籍・地域別で見ると、上位5カ国は中国が5901億円(構成比27.7%)と最も大きく、次いで台湾3020億円(同14.2%)、米国2215億円(同10.4%)、韓国2070億円(同9.7%)、香港1139億円(同5.3%)の順となっている。
費目別に構成比を見ると、宿泊費が36.6%と最も多く、次いで買い物代(25.5%)、飲食費(22.9%)の順。24年同期に比べ宿泊費と飲食費、娯楽サービス費が増加した。
訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出は21万9千円。国籍・地域別に見ると、ドイツ(43万6千円)、英国(36万円)、スペイン(35万5千円)の順で高い結果となった。
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