今治商工会議所(愛媛県)は2019年12月8~11日および20年1月19~22日の2回にわたり、地元小規模事業者の商品(食品)を東京都内の百貨店やスーパーへ売り込む商談営業を実施した。同事業は、小規模事業者の大都市圏への販路開拓支援を目的としたもの。19年9月に同所で開催した「大都市圏への販路開拓セミナー」参加企業で個別支援を希望する企業の中から5社の商品を選考し、販路開拓支援コンサルタントやデザイナーら専門家と味やデザイン、価格などを総合的にブラッシュアップ。同所と販路開拓支援会社、事業者の3者でバイヤー6社との商談に臨んだ。
商品は「真鯛の炊き込みごはんの素」や「レモンケーキ」などの菓子、「マコモタケのピクルス」など今治の素材を生かしたものだ。また、1月15日には東京のバイヤーを今治に招いて「食品バイヤー商談会㏌今治」も開催。今回支援対象の5社の商品に、過去に支援した4社の商品も加えて、訪れたバイヤー3社にPRした。
1月27日時点で、支援する5社とも商品の採用が複数決まったという。バイヤー8社から延べ34品の採用が決まった事業者もあるなど成果を上げており、同所はさらなる成約に期待を寄せている。
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